今回はシンセ系の顔役であるSynth Leadカテゴリーのオススメを紹介していきます。
シンセ系の音色は他のSynth Comp、Synth Padと合わせて3種類もあり、それぞれが150~200種類近くと充実しているため、オススメを選ぶのは非常に悩むところでありますが、EDMにおけるリードとしての使い勝手の良さ、というところに焦点を当て、最もお勧めしたい5つを紹介していきたいと思います。
Dissynth Lead
出だしにインパクトがあり、音に厚みがあります。
ベロシティーの強さや音程で表情が全く異なるのも特徴の一つ。
広い音域で正統派なシンセリードの音色を放つ一方、C4以上、ベロシティー70以下では30年前くらいの電話のプッシュ音のような音を出せます。
個人的な話ですが、前までは音がつぶれてしまうため和音はNGだと思っていましたが、使い方によってはノイジーでかっこいいのかも、と思い始めています。
Dramatique
印象としてDissynth Leadよりもややオールディーズなイメージですが、出だしに軽い破裂感があり、伸ばした時に空間的な広がりがあります。
和音もキレイで広い音域で安定しているので、使い勝手は非常に良いです。
Trancer Dancer
ハウス系でよく使用されているようなサウンド。
Dramatiqueよりも甲高くて尖っている印象ですが、なじみ深さも感じられます。
伸びが安定しているので使い勝手が良く、EDMの顔として活躍することと思います。
Legendary
出だしがスカッとしていて心地よいです。
Dramatiqueよりも力強い印象ですが、何故か最初の状態のまま音が伸びず、すぐに大人しくなってしまうため、短めに刻みながらの和音にするとカッコ良いと思いました。
Digi Pluck
電子的なマリンバのようなイメージです。
こちらもベロシティーの強弱で表情が異なり、強いほど硬い音になり、弱いほど柔らかくなります。
幅広い音域で安定感があり、低音はベースラインとしても使用できます。
これまで紹介してきた音色とは毛色が異なりますが、EDMにとどまらず、様々なシーンで顔役をこなします。
以上、EDM等で使い勝手の良い音色を紹介させていただきました。
シンセ系のカテゴリーは音色それぞれがこだわり抜かれていて、選ぶのが楽しいですよね。
余談ですが、本記事は投稿する前にOfficeを使用して書いておりますが、音色名のあちこちに赤波アンダーラインが出てしまいます。
シンセ系の音色の名前って、誰がどうやって決めているんでしょうね。