Cubaseにデフォルトで付属する音源、Halion Sonic SE3は多種多様な音源を有する優れたマルチシンセです。
音色の数が非常に多く、音選びには誰もが迷われたことかと思います。
そこで私がお勧めしたい音色、第一弾としてカテゴリー『Strings』のオススメを本記事で紹介していきます!
※あくまで独断と好みによるものなので、温かい目でご覧ください。
Strings Ensemble 2
汎用性の高さでは圧倒的であると思います。
出だしが優しく、主張は強くないもののチープではなく、曲を引き立て壮大にしてくれます。
名前の似ているStrings Ensemble 1も大好きな音色ですが、出だしが力強いので使い所を選ぶことから2をお勧めしたいです。
出だしがフワッとしているので、遅れて聞こえてくるようなことがありますが、そう言った場合はピアノロールで1/64くらい少し早めに音を出すようにしています。
Cinematic Strings
壮大さがあり、 Strings Ensemble 2 に比べ迫力のあるサウンドですが、落ち着いた雰囲気の曲にもマッチし、メイン、バック共に使用できる汎用性があります。
Strings Ensemble 2 より少しだけ主張させたい時、といった使い方をすることもあります。
出だしはゆっくり気味なので、 Strings Ensemble 2 と同様早めに音を出すとスッキリ落ち着きます。
Small String Ensemble
リアリティのあるソロのバイオリンの音色を探していて出会いました。(思いっきりアンサンブルって書いてありますがソロとしてもいけませんか? 汗)
ただピアノロールに並べるだけでもリアルな弦楽器の旋律を作ることができ、上品な音色で主役や準主役として曲に花を添えてくれます。
個人的にはC3からB4くらいの高めの音域(ヴィオラ〜バイオリンくらいの雰囲気?)が綺麗でリアリティがあると思います。
Spiccato Soloists
カッコよさで言えばこれを推したいです。
チェリストのデュオとして一世を風靡した『2CELLOS』を彷彿とさせるキレの良いサウンドはエレクトロ、アコースティック等、様々なジャンルで主役・脇役として曲を引き立ててくれる可能性を持っています。
広い音域で自然な音色を発してくれるところも、使い勝手の良い理由の一つと言えます。
短所としては、音を伸ばすことができないので、良くも悪くも目立ってしまい、使い所を選ぶ必要があることです。Small String Ensemble等、伸ばすことのできる音色と組み合わせるのも1つの手かもしれません。
Stringsの中でも異彩を放っている存在と言えます。
以上、独断と好みで選ばせていただきましたが、他にも多数、私が未だ魅力に気づけていない素敵な音色が存在すると思われます。好みの音色を探しつつ、本記事を音選びで迷った時の参考にしていただけますと幸いです。