曲作りしている方がどうやって曲を思いついているのか、どういう流れで作曲を行なっているか、等尋ねている場面をよく見かけます。
作曲の流れは人それぞれかと思いますが、僕は決まった流れやルーティーンなどが特になく、毎回異なる流れで曲作りを行います。
そこで今回は、これまで実践してきた作曲の流れを数パターン紹介していきたいと思います。
一個人としての意見なのでお役に立つかはわかりませんが、参考程度に目を通していただければ幸いです。
【曲作りの始め方】何から取り掛かるかはインスピレーション次第です
メロディーを最初に思いつくパターン
いつの間にか口ずさんでいるような曲を打ち込むパターンです。
感情を曲にぶつけてみたり、風景を目にして「この場面にはこう言う曲が合いそう」というのも良いきっかけになります。
当たり前かもしれませんが、記憶が新しいうちにメロディーを打ち込んでしまうことが最優先です!
手順としては以下のような感じです。
僕はこの方法を比較的多くとっています。
曲は忘れてしまうことが多いので、速やかにメモや録音をしましょう!
iPhoneのデフォルトアプリ『GarageBand』は使いやすくておすすめです。
音色から思いつくパターン
DTMソフトには数え切れないほど多くの音色があります。
音源を探っていると、面白いな〜って音色に出会うことがありますよね。
そんな時、MIDIキーボードなどを打ち鳴らしていると、自分のこれまでの経験や新たな発見により、メロディー、もしくは伴奏がポーンと思い浮かぶことがあります。
手順としては以下のような感じ。
とにかくたくさん鳴らしてみるのがポイントです。
ドラムから打ち込むパターン
EDMなどのアップテンポな曲は、ドラムから打ち込むこともあります。
僕の場合は次にコードかベースを決めることが多いですが、効果音的な音色を並べていくとハウス系のような楽曲が出来上がることもあります。
ワンフレーズ打ち込んだらリピート再生し、重ねてMIDIキーボード等で色々な音を出すのもDJチックで楽しいです。
ベースやコードを先に決めるパターン
好きな曲のコードを真似てみるのもよし、カノン進行(C→G→Am→Em→F→C→F→G)のような有名なコードを用いるのもよし、もちろん自分で考えるのも良しで、コードを先に決めてからメロディーを打ち込んでいきます。
ドラムの打ち込みから始めるのと同様、ワンフレーズ打ち込んだらリピート再生を繰り返し、キーボードを叩いてメロディーを考えてみると良いでしょう。
何なら鼻歌を歌っても良いです。
曲作りで僕が思うこと
…紹介してから言うのもなんですが、曲作りには決まった方法がありません。
まさにインスピレーションが大切です。
その時の出来事、感情などにも左右されたり、音と音の組み合わせで曲が生まれたりもします。
そしてなにより、曲作りで大切なことは「まず先に作っている自分が楽しむこと」です。
始めてみると曲作りの難しい部分はありますが、何気なくふと浮かんだメロディーがDTMソフトを使ってだんだんと形になっていくのはすごく楽しいことですよね。
良い曲を作ろう…とプレッシャーに感じずに、自分らしく落ち着いた気持ちで向き合ってみるといいかと思います。
以上、曲を思いついてから形にするまでの流れについていくつか紹介させていただきました。
ご自身に合った曲作りの方法を見つけるきっかけになれば幸いです。